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新潟日報モア

家づくりのノウハウ - 失敗しない家づくり

1つ屋根の下、2つの世帯

失敗しない家づくり

1つ屋根の下、2つの世帯

南魚沼市 K氏邸
新築/独立2世帯住宅
元気な足音、笑顔のリレー

1階に親世帯の3人、2階に若夫婦2人と子ども3人が暮らす家。

お互いのプライベートを大切にしながらも家族が心地よくつながる、北欧スタイルの家。

きれい好きな奥さまは掃除のしやすさにこだわり、凹凸の少ないシンプルな内装を希望。白を基調にモザイクタイルでアクセントを加えた。

子ども部屋も寝室も
戸を開けてオープンに生活。
だからまるでワンルームのような開放感。

祖父、父、ご主人と男性陣は三代続くスキー選手。そこに嫁いだ奥さまは、スキー場に近い旅館が実家だという。そんなKさん一家にこれほどふさわしい家もないだろう。紺の外壁に白の窓枠がアクセントになった外観は、スキー場のペンションや北欧の住まいを思わせる。そこにおそろいの木の扉が並び、1つは若世帯が暮らす2階に、もう1つは両親と祖母が暮らす1階につながっている。

大きなソファもゆったり置ける若世帯のリビング。高い天井も魅力
玄関から2つに分けた完全独立型で互いのライフスタイルを尊重した。ドアまでの奥行きがあり、雨や雪の日も出入りしやすい
祖母と両親が暮らす1階のリビング。若夫婦家族が下りてきて全員で一緒に食事をすることも

まずは2階に伺った。大まかな希望を出したのは「昔から住宅やインテリアの雑誌が大好き」という奥さま。気に入った写真は切り抜いて保管するほど、根っからの住宅好きだ。「家をつくると決まってからはインターネットでもかなり情報収集しました。北欧スタイルの他にアメリカ西海岸風のイメージも考えたのですが、1階にインナーガレージがあるため思ったより大きな家になって…。西海岸風にするとコテコテになっちゃうかなと。夫もシンプルなものが好きなので、北欧を意識した家にしました」

広々としたLDKは約25帖。キッチンに立つと全体を見渡せる。南向きのベランダは家族5人分の洗濯物もたっぷりと干せる広さ

スタイルに合わせて暮らしやすさにもこだわった。広い家も楽に掃除できるよう飾り棚などは極力作らず、全体をすっきりとさせた。また普段よく使う文具や小物、掃除機に至るまで「どこに何をしまうか」を事前に計画。扉付きの収納棚を造作し、リビングに物が散らからないようにした。脱衣室の造作棚には銭湯のように1人1つかごを置き、各自の下着やタオルを入れることで5人家族でも整理整頓がしやすくなっている。

もう1つ奥さまがこだわったのは「底目地天井」。壁と天井の境目を凹ませる昔ながらの技法で、最近はあまり見かけない仕様だ。よく見ると壁にほんのり影が落ち、シンプルな空間に落ち着きや上質感をプラスしている。「インテリア会社を経営する友人に教えてもらいました。自分の好みだけで進めても面白くないですからね」と、家づくりを大いに楽しんだ様子だ。

3人の子どもの個室。自分の持ち物を自分で管理する習慣を付けさせるため、一番下の年中の次男にもクローゼット付きの個室を与えた

ところでK氏邸はスキー場に近い豪雪地帯にあり、雪の量も寒さも県内随一。気になる暖房は、深夜電力で蓄えた熱を昼間放出する、蓄熱式暖房機を採用した。灯油やガスを使わないので空気を汚さず、安い深夜電力を賢く利用できるのもうれしい。もちろん給油する手間もいらない。断熱材はメーカー最高クラスのものを使用し、保温性能を高めた。「ただいま、と帰ってきた瞬間から暖かいですよ。太陽光パネルの周りは消雪の水が出るようになっていますし、外壁の基礎の高さに消雪パイプをめぐらせてあるので、敷地内の雪かきは全然困りません。冷暖房を使わない春や秋は上の窓を開けると風が通って気持ちよく、夏も涼しい。家の機能はどこも申し分ないですね」(ご主人)。大家族の場合は電気代も大きな関心事だが、K氏邸では春と秋は売電してプラスになる月も多いという。ガスや灯油を使っていたころと比べて、光熱費はずいぶん安く感じるそうだ。

紺と白を基調にした北欧スタイルの外観。高い位置に窓を設けて光や風の通り道を確保。南側の屋根に太陽光パネルを搭載
北欧デザインのペンダントライトと白と紺の壁がスタイリッシュな寝室

独立型2世帯住宅にしたのは、若夫婦は子どもの登校に合わせて朝が早く、両親や祖母と生活時間帯がずれていたため。「家のどこかでつながっていれば、生活空間は完全に分けた方がお互いに暮らしやすいかなと。用事のある時に行き来するくらいがちょうどいいと思いました」と、ご主人。子どもの下校時間に家にいられなくても「誰かがいてくれる」という安心感も大きい。ドア1つで行き来できるので、時にはおすそ分けをしたり、誰かが誕生日なら一緒に夕食を食べてお祝いしたりもする。普段はお互いのプライベートを尊重し、何かあればすぐに声をかけ合える。「そこにいる」という気配を感じられる距離感が、Kさん一家を心地よくつないでいた。

LDKからホール、洗面スペースまでワンフロアでつながり、どこにいても視界が広い。ホールにはカウンター付きの作業スペースを設けた。マグネット機能のある黒いクロスは、本来縦で使用するものを奥さまのアイデアで横に貼ったことでポップな雰囲気に
A. 若世帯の玄関を開けると洗面台付きのホールがある。「2階に上がる前に手を洗ったり、買い物の荷物をちょっと整理できたりして便利なんです」(奥さま)
B. 明かり取りのガラスを3カ所に設置。2つはAのホールに、1つは親世帯のホールにつながっていて、人がいる気配も分かって安心
C. ガラスのモザイクタイルをあしらった洗面台は2~3人並んでも広々
D. 寝室の奥は書斎とウォークインクローゼット。板の位置を調整できる棚を造作し空間を無駄なく活用した
E. 脱衣室には大きな棚を作り付けた。家族1人に1つずつかごを置いて整理整頓
F. トイレの壁紙はKさんらしいスキーの柄
G. 父親の書斎はさながら秘密の隠れ家のよう
K氏邸 House data
家族構成 夫婦+子ども3人+両親+祖母
敷地面積 588.75m²(177.74坪)
床面積 ガレージ:39.33m²(11.9坪)/1階:130.01m²(39.33坪)/2階:133.32m²(40.33坪)
工法 木造軸組工法+パネル工法
断熱材 高性能フェノールフォーム
屋根 ガルバリウムフッ素樹脂カラー鋼板
外壁 旭トステム外装 スパンサイディング
サクラ無垢フローリング
ビニールクロス
天井 ビニールクロス(2階吹抜け)
設備 キッチン:タカラスタンダード/バス:トクラス/開口部:ペアガラスLow-E遮熱ガラス/換気:第1種換気システム/太陽光発電パネル搭載